東京理科大学教養教育研究院教授(葛飾キャンパス教養部)。教養教育センター長を経て、2021年4月より教養教育研究院長(2023年3月まで)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位修得退学。
学部時代は電気工学を専攻したものの、大学院からは科学史専攻へ。専門は東アジア近代医学史・植民地科学史。医療を医師・患者・疾病の複合体として捉え、同時代の社会と文化との関係から分析していく視点、また医学の知を医学内部の多様性や他の学問領域との関係から読み直す姿勢は、ミシェル・フーコーの『臨床医学の誕生』や『監獄の歴史』などから学んだ。私の研究にフランスとの接点があるとすれば、おそらくこの点にあるだろう。編者・解題者としては『外地「いのち」の資料集(一)―「朝鮮総督府医院年報」』全5巻+別巻(金沢文圃閣、2020年-2021年)、編著者として『帝国の視角/死角:<昭和期>日本の知とメディア』(青弓社、2010年)、共著者として『帝国を調べる:植民地フィールドワークの科学史』(勁草書房、2016年)や『昭和前期の科学思想史』(勁草書房、2011年)などがある。
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