フランス語文化圏の文化遺産の研究
1966年飯田橋生まれ、1990年東京理科大学工学部第一部建築学科卒業後、香山アトリエ勤務。1994年渡仏、フランス政府給費留学生としてパリ・ベルヴィル建築学校dplg課程修了、パリ大学I美術史考古学部・EHESS連携講座DEAを経て同大学博士課程修了、architecte dplg, docteur en Histoire de l’art. atelier Henri Ciriani等で勤務、ナント建築学校で教鞭(maître de conférence )を執った後、2002年より東京理科大学勤務。Ordre des Arts et des Lettres (Chevalier、2017).
23歳時の訪仏以来、日仏の往来を続けている。研究室ではフランスからの留学生を受け入れると共に、母校であるパリ・ベルヴィル建築学校の附置研究所IPRAUSをはじめ、フランコフォンの研究者らと共同研究を続けている。研究室からも多くフランス短期留学をしており、そのうちの何人かはフランスでの生活を続けている。
山名研ではフランス語文化圏の文化遺産の調査研究を続けてきたが、なかでも2016年に世界遺産に登録された「ル・コルビュジエの建築作品群」は国境・大陸を越えた20世紀文化遺産として話題となった。ここ数年は旧仏領インドシナであるベトナムやカンボジアの文化遺産、特に19世紀にフランスで開発が進んだ鉄筋コンクリート技術伝播によって実現した建築遺産についての調査研究を続けると共に、フランコフォンの研究ネットワークの強化に努めている。フランス語教育のさらなる充実とそれを活かした研究活動に邁進したい。
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