東京理科大学教養教育研究院教助教(野田キャンパス教養部)。博士(考古学)。2004年パリ第1大学美術史・考古学(原史時代の考古学専攻)学士課程修了。2006年パリ第4大学極東研究センター(考古学専攻)修士課程修了、2010年パリ第4大学極東研究センター(考古学専攻)博士課程後期修了。2013年広島大学文学研究科考古学専攻博士課程後期単位習得満期退学。
元々居合道の3段でありながらヨーロッパの鉄器時代を大学で勉強していたところ刀鍛治に興味をもち、日本の鉄・鉄器生産技術を研究し始めました。パリ国立高等美術学校で鍛治の基礎を学び、ヨーロッパにおける古代の青銅鋳造や製鉄実験の経験を積み重ねて、2006年から日本の製鉄実験に参加し始めました。2009年から重要無形文化財の各個認定の保持者である木原村下(日本古来のたたら吹き製鉄技術者)の指導の元で、毎年、古代・中世の製鉄実験に参加して、技術を身につけます。アンドレ・ルロワ=グーランとアンドレ=ジョルジュ・オドリクールというフランス人から強い影響を受けた技術の考古学研究を行い、古代・中世ヨーロッパと日本の鉄・鉄器生産技術を比較して研究します。結果、当時の生産技術だけではなく、その裏にあった人間の日常生活とその社会の特徴と違いを解明したいです。また、2014年から一昨年まで日本とフランスの間に架け橋となりたくてアンスティチュ・フランセ経由フランス語を教えるとともにフランス文化についての様々なセミナーを担当しました。主な筆頭著者論文として「フランス・スイスにおける鉄の冶金考古学-原史・古代ガリアの鉄・鉄器生産の研究―」(たたら研究 第54号)、『製鉄実験の記録』(古瀬清秀、横山瑛一、津田真琴、今津和也と共著)、「中世の中国地方における製鉄技術について」(帝釈峡遺跡群発掘調査室年報 XXVII 考古学研究室紀要 第5号)がある
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